
これまでやってきたデザイン、IT、教育の仕事の中で、システム開発が一番好きです。社内業務を円滑にするシステム構築とか地味クソ楽しい。
一番はじめに触れたのは、アクセスで作られた顧客管理システム。アクセス、渋過ぎる。Microsoftが提供するデータベース管理ソフトです。17年くらい前だから2007年とか。
デザイン業界を捨てて転職した先が営業ばっかりのITベンチャーでした。時代はITバブルでノリよくウェイウェイ言ってりゃ何をしても良かった。Macしか知らない、WindowsもOfficeも触った事がない状態で、アクセス使いのマニアックなおっさんにビッチリペッタリ張り付いて勝手にいじり始めました。
データベースおもろ

データベースがとにかく面白かった。集まったデータから傾向や特徴を見つけるのおもろ。ルールの指示を与えておいたら無限に自動でデータ収集し続けるロボットかわい。ウェイウェイ人しかいない社内で出会う孤高の無機質ロボット、癒されました。以来ロボットは、仕事をするに置いてどこの誰よりも信頼できる、親愛なる相棒です。
デジタルシステム

デジタルシステムの、主要な労働者はロボット(プログラム)です。ロボットは自発的に動きたがる独尊タイプではなくて、管理者にどこまでも従順な指示待ち協調タイプ。テクノロジーがどんなに進化しようと、この性質は変わらず根底にあります。だから、人とロボットの二者しか居ないデジタルシステムの中では君主と奴隷みたいな構図になり、人の君主マインドが知らぬ間に育まれてしまう感じ。
エコシステム

エコシステムという言葉は、組織作りやビジネスの文脈でもよく聞かれますが、元々は生物学用語です。自然界のエコシステムは、植物、動物、微生物などの生物(生物的要素)と、それらが共存する空気、水、土壌などの無生物(非生物的要素)から構成され、循環的なプロセスによって生物と環境のバランスが保たれています。
エコシステムが成り立つ大原則として、生物多様性があります。生物多様性は、生物の中に存在する生態・特性・個性などの違いが豊かで多様であること。生物多様性には3つのレベルがあって、1つ目が生態系、2つ目が種、3つ目が遺伝子です。全てが多様性を持っていなければ成立しません。
エコシステム with ロボット

ロボットは、イメージよりもずっと穏やかな人柄、いやロボ柄です。こんなウサギみたいなナイフ持って暴れてますけど、それは人にやらされてるだけ。何でもやってくれるお人好し、いやおロボ好しが過ぎる、健気な本質を知ってるから、ロボにものびのびさせてやりたいって思います。
エコシステムが、指示待ち気質ロボットにとってのびのびできる環境かは分かりませんが、君主化した人を抑制する効果は期待できます。エコシステムでは、己の個性を持って出来る役割を果たし、間接的・直接的に支える行動を取れば合格。さもなくば追放。そうしないと生態系全体の存続が危ぶまれます。現に、日本のあちこちで外来種が在来種を食い付くしていて、その生態系は消滅目前にあります。
優しさや甘やかしで滅びる
優しさや配慮に欠ける人は嫌われますが、それだけのことです。自分が嫌われてでも、厳しい行動を取る人は自分より他者や全体のことを考えている最高にクールな人。滅びたら元も子もないんだから。何の話やねん。エコシステムの話です。
君主は滅す外来種なのか

君主を生き物で例えるなら百獣の王ライオンとかになると思いますが、ライオンのオスは勝負に負けた時点で即追放。群れから追い出され、一匹で相当ひもじい余生を過ごします。
同情はさて置き、ライオン、つまり君主の敵は縄張りを荒らす奴か獲物を横取る奴であり、群れの内側には居ないことを覚えて、ひたすら外との勝負に集中して勝ち続ける。さもなくば追放。周りがこれを徹底すれば、滅す外来種と化さない。周りの毅然とした態度と、対等な能力が重要です。一度の負けも許さないのはあんまりだと思う君主は、追放前にキャラ変を。
システム作りは計画と準備が100
デジタルシステムを作ってきた私が作りたいのはエコシステムです。エコシステムの中はまだよく知りません。
システム作りは、無知な状態でやりながら調整とかないです。私のようなうっかり八兵衛は計画と準備が整わないまま始めると、完成間近のドミノを全部倒して最初からやり直しとか平然とやらかします。全部は倒れない対策くらいマスターしないと。だから今はひたすら、知識と経験を集めます。
現時点で分かっているのは、多様性が必須なこと、ぬるいことを言ってたら消滅すること。バカぬるい性分ですが何か?
ここで相棒の出番
私のバカぬるい性分は相棒ロボにサポートしてもらい、フリーライダー検知プログラムかなんかを整備して、ロボから私に「アイツヲ追放セヨ」と命じてもらおうかと。相棒の頼みは断れません。最終的に私が検知されて追放されると思うので、そうなる前にシステムが完成しますように。
エコシステム最大の魅力
エコシステム最大の魅力は、サステナビリティ(持続可能性)です。辛いことも大変なこともあろうが、ちゃんと出来たら、未来への漠然とした不安のひとかけらくらいは解消されるんじゃないかな。
bioceがやろうとしている事に賛同するどんな方でも受け入れて、大きなエコシステム・コミュニティに育てます。それが、メンバーや社会や未来への最上級の貢献になります。